12月の浜離宮恩賜庭園|都会の中で味わう静かな冬時間
年の瀬が近づく12月。
慌ただしい都心にありながら、浜離宮恩賜庭園にはゆったりとした時間が流れています。
冬の澄んだ空気に包まれた園内は、木々の葉も落ち着いた色合いに変わり、
春や秋とはまた違う、凛とした美しさを感じさせてくれます。
池の水面に映る空や高層ビルの景色、
静かに揺れる葦(あし)の風景は、思わず足を止めて眺めたくなるほど。
人出も比較的落ち着いているため、大人の女性がひとりで訪れても心地よい場所だと思いますね。


*左:庭園に入る前に大手門橋から撮った築地川
*右:大手門 出入口(あと一か所出入口「中の御門」があります。)
12月ならではの楽しみ方
寒さが本格的になるこの季節は、歩くたびに空気の透明さを実感できます。
厚手のコートに身を包み、ゆっくり園内を散策するだけで、
自然と呼吸が深くなり、心が整っていくのを感じるはず。
散策の途中には、中島の御茶屋で温かい抹茶をいただくのもおすすめ。
冷えた体にやさしく染みわたり、
忙しい日常を忘れさせてくれる、贅沢なひとときになると思います。


*左:巨樹 桜?あまりにも見事な枝だったので撮ってみました。
*右:潮入の池 「お伝い橋」と「中島の御茶屋」


*左:富士見山:この石段を登ると当時は富士山や房総の山々、筑波山まで眺めることができたといわれている様です。
*右:富士見山の上から見た風景(富士山は見えない)
大人の休日に選びたい庭園
都会にいながら、季節の移ろいを感じ、
自分自身と向き合う時間を持てる——
それが、冬の浜離宮が大人の女性に愛される理由なのかもしれないですね。
忙しさに追われる毎日を過ごしていませんか?。
気づけば、深呼吸を忘れているのでは?。
そんなときこそ訪れたいのが、冬の浜離宮恩賜庭園です。
ここには、何もしないことを許してくれる静けさがあります。


*勝どき方面のビル群 都会のオアシスですね。

*三百年の松:庭園のシンボル 高さ10m、幹回り4.4m、正面の枝張りは17.7mにも及び、都内で現存するクロマツの中では最大級。存在感あり見事でした!!(大手門出入口付近)
冬の浜離宮恩賜庭園は、華やかさよりも“静けさ”が主役。
冷たい空気に凛と浮かび上がる松の緑、潮入の池に映る冬空。
足音さえもやさしく響く園内は、心を整える散策にぴったりです。
冬だからこそ見える景色、冬だからこそ味わえる時間。
都会の真ん中で、少し立ち止まりたくなったら――浜離宮の冬を歩いてみませんか。
<豆知識>
東京で唯一「海水の池」をもつ浜離宮恩賜庭園
園内の「潮入の池」は、東京湾の干満に合わせて水位が変わります。
潮の満ち引きで景色が変わる庭園は、都内ではとても珍しい存在です。
江戸時代は将軍専用の“海の庭”
もともとは徳川将軍家の別邸。
鷹狩りや船遊びなど、将軍のレジャー空間として使われていました。
実は“恩賜(=天皇から下賜)”された庭園
現在の名称は、戦後に皇室から東京都へ贈られたことに由来。
「恩賜」という言葉が付く庭園は全国でも限られています。
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