旅行

『上高地』明神橋から梓川右岸コースを散策♪

上高地の梓川右岸コース(右岸自然探勝路)

今回は折り返しのため「明神橋」から「河童橋」までの片道約3.5km。約70分。

静かな苔むした森やいくつもの沢を渡る美しい景観が楽しめ、自然の美しさと多様な景観を楽しむことができる魅力的なハイキングコースです。特に、梓川の清流や北アルプスの雄大な山々を背景にした風景が特徴的です。

このコースは樹林帯や湿原など、変化に富んだ自然環境が広がっており、四季折々の美しさを楽しむことができます♪今回は6月下旬 梅雨ど真ん中 

参考マップ

「明神橋」を渡って「河童橋」へのコース。スタート

明神橋と明神岳: 明神橋は、明治時代に建設さ、1890年(明治23年)に完成したとされています。この橋は、観光地である上高地と明神岳を結ぶ重要な交通路としての役割を果たしてきました。特に、登山者や観光客にとっては、明神岳へのアクセスを提供する重要なポイントで、特に秋の紅葉シーズンには多くの観光客が訪れるのがわかります。

明神橋は、木造のアーチ型橋で、自然環境に調和したデザインが特徴で、橋の長さは約30メートル、幅は約2メートルです。

この日は、雨上がりで早朝ということもあって観光客と出会うことは少なかったため、ゆっくり景色を眺めることができたのは嬉しかったです♪

奥穂高神社:古くから信仰の対象とされており、具体的な創建時期は不明ですが、平安時代から信仰されていたといわれています。

穂高岳の山岳信仰に基づいており、山の神を祀っています。特に、穂高岳は日本の名山の一つであり、多くの登山者が訪れます。

明神池:穂高神社の神域の一部として信仰されており、古くから神聖な場所とされています。池の周囲には穂高神社の分社があり、神社の祭りや行事が行われています。

明神池は、穂高岳の麓に位置し、周囲には美しい山々や森林があります。特に、池の水は透明度が高く、周囲の自然を映し出す美しい景観が楽しめました。

この日は雨上がりでしたが、美しい自然環境と神秘的な雰囲気を見ることが出来、訪れて良かったと思う瞬間でした!

静寂の先に現れる立ち枯れの木々、透明感あふれる清らかな湧水

上高地は自然豊かな場所であり、野生動物に遭遇する可能性があります。特になどの大型動物には注意が必要です。食べ物はしっかりと管理し、音を立てて歩くことで動物に気づかせることが重要みたいです。今回はリュックに熊鈴を付けて鳴らしていましたが・・・。

木道に熊のフンを見つけたときは怖かったです。

コース沿いには多様な植物や動物が生息しており、自然観察や写真撮影に最適な場所で、特に野鳥の観察が楽しめそうですが、でも熊や猿には注意してくださいね。

針葉樹林の中に続く木道が整備されており、自然環境に溶け込んだデザインが魅力。

歩きやすく、景観を楽しみながら散策できます。上高地の魅力がギュッと詰まっていて心落ち着くスポットだと思います。

熊ベル:熊ベルは、上高地の遊歩道に設置されている警告音響装置で、クマの出没を知らせるためのものです。訪れる人々に対して、クマとの遭遇を避けるための注意喚起を行います。

上高地の遊歩道の特定の地点に設置されており、特にクマの目撃情報が多いエリアに配置されています。

しかしクマに襲われないようにするには、出遭わないことが大切。

何度も書きますが、その対策として有名なのが”熊鈴”です。鈴の音で自分の存在を周囲に知らせることで、クマとの遭遇を回避しようとするものですが、インターネット上にはこの鈴の音で位置を知らせることが逆に危険だという意見もあるようですが・・。

餌付けや食べ物の不法投棄をすると、人がおいしい食べ物を持っていると学習し鈴の音を聞いて近寄ってくることは十分に考えられますので絶対に餌付けなどをしないようお願いします。

*今回使っていた笛付熊よけ鈴(消音機能付き)。参考までに載せました。

オフシーズンだから観光客も少なく、ゆっくり上高地を楽しむことが出来ました♪

余韻を残しながらバスターミナルで帰りのバスを待っています。2025年度よりバスは予約制になっていますので注意してください。

「松本」までの直行バスは出ておらず「バスターミナル」から「新島々」駅まで約1時間10分程。「新島々」駅で電車に乗り換え「松本」駅へ。約30分。

*上高地からの道路は狭く対向車とのすれ違い時、ギリギリでもバスの運転手さんの技術にはアッパレでした!素晴らしかったです。

「新島々」駅舎

バスを降りたら駅員さんの誘導で「松本」行きの電車に乗車。

<豆知識>

上高地の名前の由来

  • 神降地説: 上高地の名前は「神降地」に由来するという説があります。この地は神々が降り立つ場所とされ、特に穂高神社の祭神「穂高見命」が穂高岳に降臨したことが関係しているとされています。
  • 神河内: 上高地の別名として「神河内」という表記もあり、これは「神」が使われる地名の一つです。この表記は1849年の「善光寺道名所図会」にも登場し、歴史的な背景を持っています。

穂高の語源

  • 穂高: 穂高の名前は、古代の言葉で「高い穂」を意味し、特に高い山々を指すとされています。穂高連峰は、北アルプスの一部であり、その名は山の高さや美しさに由来しています。
  • 神社の由来: 穂高神社は、穂高見命を祀る神社であり、穂高の名はこの神社に由来するとも言われています。 

上高地はその美しい自然と静けさで、多くの人々に感動を与えています。訪れる人々は、絶景や清らかな空気、家族との思い出を楽しむことができる場所です。訪れる価値のある素晴らしい観光地だと思います。

また、上高地の遊歩道における熊ベルは、訪れる人々の安全を守るための重要な装置です。自然を楽しむ際には、熊ベルの音に注意を払い、適切な行動を心がけてください。

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